ホテルの会計、経理 食事付宿泊について
ホテルを予約する際、1泊朝食付や1泊夕食付などのプランがあります。
この場合、朝食代や夕食代の会計処理はどうなっているのでしょうか?
1泊朝食付き 宿泊者1人 金額12,960円(税込み)
を例に
フロント側、レストラン側両方から見ていきたいと思います。
まず、12,960円の中身を確認します。
朝食は 2,160円(税込み)宿泊代は10,800円(税込み)とします。
4月1日にチェックインした場合、10,800円はフロントの売上になります。
残りの2,160円は預り金勘定(食券預り金など)
になります。
フロント側仕訳
4月1日
借方 貸方
滞在客勘定 12,960/ 宿泊収入 9,091
サービス料収入 909
預り消費税 800
朝食預り金 2,160
となります。
4月2日朝食を食べたら
借方
朝食預り金 2,160/ 料理収入 1,818
サービス料収入 182
預り消費税 160
となり、朝食預かり金が消えます。
2泊、3泊と増えていくと預り金がその分だけ残ることになりますね。
私が働いていたホテルでは朝食をとらない方(残高が残った朝食預り金)
は月末に翌日の朝食代を除き雑収入にしていたそうです。
(厳密には何泊かする方もいますが、毎月食事付でも食事をとらない方が
いるので必ず余るそうです。)
次回は滞在客勘定について書きたいと思います。