ホテルの会計、経理宿泊システム(PMS)とレストランポス、宴会システムとの連携について②
こんにちは。
前回、食事付プランについて書きましたが、今回は部屋掛けについて
書きたいと思います。
宿泊客がレストランや宴会を利用して、チェックアウト時まとめて
清算をする場合がありますね。その場合の流れを見てみましょう。
4月1日 Aさんがレストランで5,400円利用し、サインで部屋掛けにしました。
レストランの仕訳は
宿掛け(仮勘定) 5,400 / 料理収入 4,546
サービス料収入 454
仮受消費税 400
となります。
連動している宿泊システム側では
滞在客勘定 5,400 / 宿掛け 5,400
となります。
因みに宿泊システム側での記載は
料理収入 4,546
サービス料収入 454
仮受消費税 400
となっている場合がありますが、これは部屋掛け後フロント側で修正しやすいように
そういう記載になっているだけで実際は宿掛けという資産勘定を操作しているだけです。
(チェックアウト時などにお客様から指摘を受けて修正後、レストランにも連絡を
しないといけないのは収入側をレストランで修正する必要があるためです。)
Aさんが現金払いでチェックアウトすると部屋掛けのフロント側の仕訳は
現金 5,400 / 滞在客勘定 5,400
となり、滞在客勘定借方、貸方で消えて最終的に残るのは
現金 5,400 / 料理収入 4,546
サービス料収入 454
仮受消費税 400
となります。
宴会利用時も同様ですね。
今回はここまで。