ホテルの会計 宿泊領収書合計と実収入の違い
今回は宿泊で領収書の合計額と実際の収入の違いについて説明します。
1泊朝食付などのプランがある場合、チェックアウト時に
発行する領収書(ビル)には朝食代は記載されていません。
また、飛行機やレンタカーなどを含めてパックで宿泊を予約された
お客様の場合、パック料金の領収書は旅行社が発行するので
お客様に領収書は渡しませんね。(2重発行になります。)
1泊朝食付で10,800円のプランでクレジットカード払いの場合、領収書には
〇月〇日 宿泊プラン 10,800円
支払いクレジットカード10,800円
と記載されています。
宿泊プランの10,800円の内訳は
朝食代 1,818円
サービス料 182円
預かり消費税 160円
宿泊代 7,273円
サービス料 727円
預かり消費税 640円
合計 10,800円
となります。宿泊代は7,273円だけなんですね。
夕食付やスパなどがついていれば宿泊代はその分少なくなりますね。
朝食付きプランになぜ内訳が入っていないかというと
宿泊収入と朝食代の内訳はホテルで変更できるからです。
(宿泊者が実際支払う額は変わりませんし、内訳も必要ないですね。)
私も初め、なぜ領収書と実際の宿泊収入の額が違うのかわからなかったのですが
あくまで宿泊代に付随するサービスという位置づけのようです。
(実際は違うのですが・・・)
フロント会計はホテル内各施設の清算を一手に賄う役割もありますので
中身はかなり複雑ですね。
今回は以上です。