沖縄の披露宴事情

沖縄の披露宴は本土とは違うことも多く、独特の習慣があります。

今回は沖縄の披露宴について書きたいと思います。

 

①沖縄の披露宴では新郎新婦と両親、親族が上座に座る

 本土の多くの披露宴では新郎新婦と両親、親族は下座で招待客が上座に来る場合が

 主だと思います。

  なぜ沖縄では逆なのか?

  一説では沖縄ではもともと部落(本土では集落という言葉を使い、部落はあまり使わないですね)の人たちが若い夫婦の誕生を祝おうと新郎新婦を招いて宴を行っていた

のが一般的で、今でもその風習が残り、招かれる側が新郎新婦と両親、親族なので

上座となっているようです。

 もちろん、今では新郎新婦が披露宴を企画し、招待状を出し、親族、友人知人を招くのが一般的です。席の配置だけが昔のままのようです。

 

②招待客が多い

 沖縄の披露宴では250人から400人規模が多いです。

 本土なら芸能人並みですね。

 上記①の風習が残っているのか、親戚はもとより近所の方や両親の友人、知人まで

 招待します。

 

③余興が本格的

 これも①の名残だと思いますがとにかくお祭りのようです。

 私も友人の余興の練習のために2か月前から週1のペースで練習というのも

 何回か体験しました。

 新郎側の余興ではちょっと下品?なものも普通に行われています。

 

④出席に際して服装は?

 沖縄でのビジネスシーンではかりゆしウェアがすでに浸透していますが

 披露宴では男性はスーツ、女性はドレスが多いです。

 かりゆしウェアで参加される方もいらっしゃいますが少数ですね。

 

⑤お祝儀の相場は

 地域によっても違うと思いますが、那覇での一般的な披露宴の場合

 近い親戚や会社の上司(かなり上の方)方は3万円、その他は1万円が

 普通ではないでしょうか。

 本土と比べるとかなり安いですね。これも上記①が関係しているようです。

 

⑥かぎやで風で始まり、カチャーシーで終わる

 新郎新婦の入場、紹介の後はかぎやで風という沖縄のおめでたいときの舞踊

 ではじまるのが一般的です。

 また、最後はカチャーシーという、こちらもおめでたいときの定番の踊り

 で締めます。新郎新婦が最初に舞台上で踊って、出席者も参加するのが

 一般的です。

 

 本土の披露宴とはかなり雰囲気も違うので機会があればぜひ参加してみて

 披露宴を楽しんで下さいね。